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退職理由の具体的な書き方|転職6回の経験者が手順から例文まで解説

「退職理由を書こうとしたけれど、何から手をつければいいか分からない。」

例文を見ても、自分の状況にどう当てはめればいいのか分からず、手が止まってしまう。そんな悩みを抱えてこの記事にたどり着いた方が多いのではないでしょうか。

私は44歳、これまで転職を6回経験してきました。何度も退職理由を書く中で、「本音から完成文まで仕上げる具体的な手順」を実体験で確立してきました。

この記事では、退職理由を具体的に書き上げる5つのステップを、実際の作業例とともに詳しくお伝えします。この手順通りに進めれば、誰でも採用担当者に好印象を与える退職理由が書けます。

目次

退職理由を具体的に書く5つのステップ

退職理由は、いきなり完成文を書こうとすると失敗します。次の5ステップで段階的に仕上げていきましょう。

ステップ① 本音の退職理由を紙に書き出す

まず、誰にも見せない前提で、本音の退職理由をすべて書き出します。

「上司が嫌い」「給料が安い」「残業が多い」「将来が不安」。どんなにネガティブでも構いません。ここで本音を全部出しきることが、後のステップの土台になります。

ステップ② 一番大きな理由を1つに絞る

書き出した理由の中から、「これが解決されていたら辞めなかった」と思える一番大きな理由を1つ選びます。

退職理由は複数あるのが普通ですが、書類や面接で伝えるのは1つに絞るのが鉄則です。複数並べると「不満が多い人」という印象になってしまいます。

ステップ③ 「不満」を「実現したいこと」に変換する

選んだ理由を、「○○が嫌だった」から「○○を実現したい」という前向きな表現に変換します。

変換の公式:

  • 給料が安い → 経験を活かしてキャリアアップしたい
  • 残業が多い → 効率的に働き長期的に成果を出したい
  • 人間関係が悪い → チームで協力できる環境で働きたい
  • 評価されない → 成果が正当に評価される環境で挑戦したい

変換のテクニックをもっと詳しく知りたい方は、関連記事の「退職理由のポジティブな言い換え10選」を参考にしてください。

ステップ④ 「学んだこと」と「次の目標」を加える

変換した理由に、「前職で学んだこと」と「次の職場で実現したい目標」を加えて文章にします。

文章の型:

「前職では○○を経験し、△△を学びました。その中で□□を実現したいという思いが強くなり、転職を決意しました。」

この型に当てはめるだけで、自然で前向きな退職理由が完成します。

ステップ⑤ 声に出して読んで違和感を消す

最後に、完成した文章を声に出して読みます。

「自分の言葉として自然か」「面接で聞かれてもそのまま話せるか」を確認しましょう。借り物の言葉のままだと、面接で深掘りされたときに答えに詰まってしまいます。

実際の作業例|本音から完成文までの変換過程

5つのステップを、実際の例で見てみましょう。

作業例① 「残業が多くて辞めたい」場合

ステップ①(本音):「毎日3時間の残業がつらい。家族との時間が取れない。体力的にも限界。」

ステップ②(理由を絞る):長時間労働で消耗し、長く働き続けられないことが一番の問題。

ステップ③(変換):「効率的に働き、長期的に成果を出せる環境で働きたい」

ステップ④(完成文):

「前職では業務量の多い環境で、優先順位をつけて効率的に仕事を進める力を身につけました。その中で、長期的に安定したパフォーマンスを発揮できる働き方を実現したいという思いが強くなり、転職を決意しました。」

作業例② 「給料が上がらなくて辞めたい」場合

ステップ①(本音):「5年働いても基本給がほぼ変わらない。生活が苦しい。将来が不安。」

ステップ②(理由を絞る):頑張りが収入に反映されないことが一番の問題。

ステップ③(変換):「経験とスキルを正当に評価される環境でキャリアアップしたい」

ステップ④(完成文):

「前職では5年間、現場の中心メンバーとして業務改善にも取り組んできました。その経験を通じて、成果がより明確に評価される環境で自分の力を試したいという思いが強くなり、転職を決意しました。」

作業例③ 「職場の人間関係で辞めたい」場合

ステップ①(本音):「上司が高圧的で毎日つらい。チームの雰囲気も悪い。出勤前に胃が痛くなる。」

ステップ②(理由を絞る):協力し合えない職場環境が一番の問題。

ステップ③(変換):「チームで協力しながら成果を出せる環境で働きたい」

ステップ④(完成文):

「前職では個人の業務が中心の環境で、自分の作業を着実に進める力を培いました。その中で、チームで協力しながらより大きな成果を出せる働き方を実現したいという思いが強くなり、転職を決意しました。」

書く場所別・退職理由の具体的な書き方

完成した退職理由は、書く場所によって長さと詳しさを変えます。

履歴書の場合:1行で簡潔に

履歴書の職歴欄には「一身上の都合により退職」とだけ書きます。ステップ④で作った文章は書きません。

履歴書での詳しい書き方は、関連記事の「履歴書の退職理由の書き方」で解説しています。

職務経歴書の場合:1〜2行で前向きに

職務経歴書には、ステップ④の文章を1〜2行に圧縮して書きます。

例:「より効率的な働き方で長期的に成果を出したいと考え退職」

面接の場合:ステップ④の完成文をそのまま話す

面接で退職理由を聞かれたら、ステップ④で作った文章をベースに話します。声に出す練習をしておけば、自然に答えられます。

具体的に書くときの3つの注意点

注意点① 具体的にしすぎない

「具体的に書く」とは、手順を具体的に踏むという意味です。本音の不満を具体的に書くことではありません。「上司に毎日怒鳴られた」のような生々しい描写は、かえってマイナスです。

注意点② 嘘の理由を作らない

本音と全く違う理由をでっち上げると、面接で深掘りされたときに矛盾が出ます。あくまで「本音の前向きな側面」を言葉にするのがこの手順の本質です。

注意点③ 退職理由と志望動機をつなげる

「○○を実現したい(退職理由)」→「御社なら○○ができる(志望動機)」という流れがつながっていると、説得力が一気に増します。退職理由を作ったら、志望動機との一貫性も確認しましょう。

私の体験談|手順を踏めば誰でも書ける

正直に話します。私も最初の転職のときは、退職理由をどう書けばいいか分からず、求人誌の例文を丸写ししていました。

しかし、面接で「もう少し詳しく聞かせてください」と深掘りされた瞬間、頭が真っ白になりました。借り物の言葉では、自分の言葉として話せないのです。

それ以来、私は「本音を書き出す→1つに絞る→前向きに変換する→自分の言葉に直す」という手順を必ず踏むようにしました。この手順で作った退職理由は、どれだけ深掘りされても自分の言葉で答えられます。

転職6回の面接をくぐり抜けてきた経験から断言します。退職理由は、センスではなく手順です。正しい手順を踏めば、誰でも書けるようになります。

退職理由の書き方に不安がある人におすすめの転職エージェント

手順通りに書いてみたけれど、これで良いのか自信が持てない。そんなときは、プロの視点で添削してもらえるサービスを使うのがおすすめです。すべて無料で使えます。

① リクルートエージェント

業界最大手で、転職決定数No.1のサービスです。退職理由の整理から書類添削、面接対策まで担当のキャリアアドバイザーが全面サポートしてくれます。

自分で作った退職理由をプロにチェックしてもらうだけでも、完成度が大きく上がります。

私の体験談

私もリクルートエージェントを実際に利用したことがあります。担当のキャリアアドバイザーに面接の練習をしてもらい、履歴書や職務経歴書の作成・添削も丁寧にサポートしてくれました。

転職回数が多いことも事前に伝えていましたが、担当者は嫌な顔ひとつせず、親身に相談に乗ってくださったのが印象的でした。担当者との相性はあると思いますが、合わなければ変更も可能なので、まずは無料登録して話を聞いてみるのがおすすめです。

② リクナビNEXT

自分のペースで求人を検索したい方におすすめです。スカウト機能があり、登録しておくだけで企業からのオファーが届く仕組みもあります。

退職理由を気にせず登録できる手軽さも魅力で、まだ転職を本格的に決めていない方の情報収集にも使いやすいサービスです。

複数のエージェントに登録して、担当者との相性や求人の質を比較するのがおすすめです。1社だけだと選択肢が狭まります。

まとめ

退職理由の具体的な書き方は、次の5ステップです。

  1. 本音の退職理由を紙に書き出す
  2. 一番大きな理由を1つに絞る
  3. 「不満」を「実現したいこと」に変換する
  4. 「学んだこと」と「次の目標」を加えて文章にする
  5. 声に出して読んで違和感を消す

退職理由は、センスではなく手順で書けるようになります。本音を否定せず、その前向きな側面を言葉にすることが、この手順の本質です。

私自身、この手順で転職6回の面接を乗り越えてきました。あなたも必ず、自分の言葉で語れる退職理由が作れます。

あなたの転職活動が実りあるものになることを願っています。

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この記事を書いた人

転職6回・44歳・福井県在住。
製造業の正社員として9年目を迎える経験者が、
転職のリアルな体験談を発信しています。

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