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退職届の退職理由はどう書く?転職6回の経験者が正しい書き方を解説

「退職届の退職理由って、正直に書かないといけないの?」

いざ退職届を書こうとして、理由の書き方で手が止まってしまった方が多いのではないでしょうか。本当の理由を書くべきか、決まった言い回しがあるのか、意外と誰も教えてくれません。

私は44歳、これまで転職を6回経験してきました。つまり、退職届も6回書いてきました。その経験から、退職届の正しい書き方と、やってはいけないNGを実体験でお伝えします。

結論を先に伝えると、退職届の退職理由は「一身上の都合により」と書けば完了です。この記事では、その理由と正しい書式、状況別の例外まで詳しく解説します。

ただし、今お勤めの会社によって、必ずしも退職届が必要ではない場合も増えています。まずは人事や上司に確認することをおすすめします。

目次

退職届の退職理由は「一身上の都合により」だけでいい

自己都合で退職する場合、退職届に書く理由は「一身上の都合により」の一言で十分です。

具体的な理由(転職、給料への不満、人間関係など)を書く必要は一切ありません。むしろ、書かないのが正式なマナーです。

なぜ具体的な理由を書かなくていいのか

退職届は「退職の意思を正式に通知する書類」であって、理由を説明する書類ではないからです。

法律上も、労働者には退職の自由が認められており、理由を会社に報告する義務はありません。「一身上の都合」は、この趣旨に沿った正式な定型表現です。

具体的に書くとかえってトラブルになる

もし「給与に不満があるため」「上司との関係が原因で」などと具体的に書くと、会社側から「改善するから残ってほしい」と引き止めの材料にされたり、円満退職が難しくなったりします。

退職届はシンプルに。これが円満退職の鉄則です。

退職届・退職願・辞表の違い

退職時に書く書類には3種類あり、混同しやすいので整理しておきましょう。

退職届

「退職します」と決定事項を通知する書類です。提出したら基本的に撤回できません。退職日が確定した段階で提出します。

退職願

「退職させてください」とお願いする書類です。会社が承諾するまでは撤回できる可能性があります。退職交渉の段階で提出することがあります。

辞表

社長や役員など、雇用される側でない立場の人が職を辞するときに出す書類です。公務員が辞めるときも辞表を使います。一般の会社員は使いません。

一般的な転職では、上司に口頭で退職の意思を伝えて合意した後、退職届を提出する流れが最もスムーズです。

退職届の正しい書き方(テンプレート付き)

退職届の書式は決まっています。以下のテンプレート通りに書けば間違いありません。

退職届の基本テンプレート

         退職届

              私儀

このたび、一身上の都合により、
来る令和○年○月○日をもって
退職いたします。

令和○年○月○日

      ○○部○○課
      氏名 ○○○○ 印

株式会社○○○○
代表取締役社長 ○○○○殿

書き方のポイント

  • 用紙:白の便箋(B5またはA4)。罫線入りでもOK
  • 筆記具:黒のボールペンか万年筆。消えるペンはNG
  • 手書きかパソコンか:どちらでも可。手書きのほうが丁寧な印象
  • 「私儀(わたくしぎ)」:「私事ですが」という意味の慣用表現。行の一番下に書く
  • 退職日:上司と合意した正式な退職日を書く
  • 提出日:実際に提出する日付を書く
  • 宛名:会社の最高責任者(社長)宛て。敬称は「殿」
  • 封筒:白封筒に「退職届」と表書きし、裏に所属と氏名

状況別・退職理由の書き方の例外

基本は「一身上の都合により」ですが、例外が2つあります。

例外① 会社都合で退職する場合

リストラ・退職勧奨・事業所閉鎖など、会社側の事情で退職する場合は「一身上の都合」と書いてはいけません

「一身上の都合=自己都合退職」として処理されると、失業給付の支給開始時期や給付日数で大きく不利になります。

会社都合の場合は、以下のように事実を書きます。

  • 「退職勧奨に伴い退職いたします」
  • 「事業所閉鎖に伴い退職いたします」

そもそも会社都合の場合は退職届の提出自体が不要なケースも多いので、提出を求められたら理由の記載内容を必ず確認してください。

例外② 契約期間満了の場合

派遣社員や契約社員で契約期間が満了する場合は、退職届自体が不要なことがほとんどです。会社から提出を求められた場合のみ、「契約期間満了により退職いたします」と書きます。

退職届を出すタイミングと流れ

退職届は、いきなり提出するものではありません。円満退職のための正しい流れを伝えます。

ステップ① 直属の上司に口頭で伝える(退職日の1〜3か月前)

まず直属の上司に「お話があります」とアポイントを取り、口頭で退職の意思を伝えます。法律上は2週間前の通知で退職できますが、引き継ぎを考えると1〜3か月前がマナーです。就業規則に「退職は○か月前までに申し出ること」と書かれていることが多いので、事前に確認しましょう。

ステップ② 退職日を上司と合意する

引き継ぎのスケジュールや有給消化を考慮して、具体的な退職日を相談して決めます。

ステップ③ 退職届を提出する

退職日が確定したら、退職届を作成して直属の上司に手渡しします。このときの退職理由が「一身上の都合により」です。

ステップ④ 引き継ぎと挨拶

後任への引き継ぎ資料を作り、お世話になった方々に挨拶をして、円満に退職します。

私の体験談|退職届を6回書いて学んだこと

正直に話します。私は最初の退職のとき、退職届に何を書けばいいか分からず、本当の理由を書きそうになりました。当時の私は「正直に書くのが誠意」だと思っていたのです。

しかし、先輩から「退職届は一身上の都合でいいんだよ」と教えてもらい、定型通りに提出しました。結果、引き止めの材料にされることもなく、スムーズに退職できました。

その後の転職でも、退職届はすべて「一身上の都合により」で統一してきました。パワハラが原因で辞めた職場でも、書面はシンプルに。本音は転職活動の面接で前向きに変換して伝える。この使い分けが、円満退職と転職成功の両立につながりました。

退職届の理由欄で悩む必要はありません。悩むべきは、次の職場で何を実現するかです。

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まとめ

退職届の退職理由の書き方は、次の3つを押さえれば大丈夫です。

  1. 自己都合退職は「一身上の都合により」の一言で完了
  2. 会社都合の場合は「一身上の都合」と書かない(失業給付で不利になる)
  3. 具体的な不満や本音は書かない(円満退職の鉄則)

退職届はシンプルに、決まった型の通りに書く書類です。理由欄で悩む時間があるなら、その分を次の転職活動の準備にあてましょう。

履歴書での退職理由の書き方は「履歴書の退職理由の書き方」、面接で伝える退職理由の作り方は「退職理由の書き方完全ガイド」で詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

あなたの転職活動が実りあるものになることを願っています。

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この記事を書いた人

転職6回・44歳・福井県在住。
製造業の正社員として9年目を迎える経験者が、
転職のリアルな体験談を発信しています。

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