「初めての面談、何を聞かれるんだろう…」
「転職理由って、正直に話して大丈夫なのかな…」
転職エージェントに登録すると、最初にやってくるのが担当者との面談です。「面談」という言葉の響きから、採用面接のような場を想像して緊張してしまう方は多いと思います。私も最初はそうでした。
先に結論をお伝えします。エージェントとの面談は「選考」ではなく「無料のキャリア相談」です。評価される場ではないので、本音で話すほど得をします。
この記事では、転職6回・44歳の私が、面談で実際に何を聞かれ、どこまで本音で話したかを実体験ベースで解説します。読み終えるころには、面談への緊張はだいぶ軽くなっているはずです。
転職エージェントとの面談は「選考」ではなく無料のキャリア相談
まず、いちばん大事な前提から。面談は採用面接とはまったく別物です。
| 比較項目 | 採用面接 | エージェントとの面談 |
|---|---|---|
| 目的 | あなたを評価して選考する | あなたの希望を聞いて求人を探す |
| 落ちることは? | ある | ない(選考ではないため) |
| 弱みを話すと | 不利になることがある | 対策を一緒に考えてくれる |
| 本音 | 言い方を選ぶ必要がある | 正直に話すほど精度が上がる |
エージェントはあなたの味方です。あなたが転職に成功して初めて報酬が入る仕組みなので、あなたの情報が正確なほど、合う求人を探しやすくなります。面談は「診断してもらう場」だと思って臨むのが正解です。
面談の流れと所要時間
面談は30分〜1時間半ほどで、オンラインか電話が主流です。流れはどの会社もだいたい同じです。
- あいさつ・エージェント側のサービス説明(5〜10分)
- これまでの経歴のヒアリング(15〜30分)
- 希望条件の確認(年収・勤務地・働き方など)
- 求人の紹介(その場で数件出てくることも)
- 今後の進め方の説明(書類添削・応募の流れ)
特別な準備がなくても面談自体は成立します。ただ、次の章の「聞かれること」を先に知っておくと、当日の受け答えがぐっと楽になります。
面談で聞かれること5つと答え方
① 転職理由
必ず聞かれます。ここは面接と違って、きれいな言葉に整える必要はありません。「残業が多すぎる」「人間関係がつらい」など、本当の理由をそのまま伝えてください。理由が正確なほど、同じ不満を繰り返さない求人を探してもらえます。
② これまでの職務経歴
職種・在籍期間・担当した仕事を時系列で聞かれます。事前に職務経歴書があれば共有するとスムーズですが、なくても口頭で大丈夫です。書き方に不安がある方は「製造業の職務経歴書の書き方」を先に読んでおくと、面談後の書類作成が楽になります。
③ 希望条件(年収・勤務地・働き方)
遠慮して低めに言う必要はありません。希望年収は「今より50万円上げたい」など具体的に。譲れない条件と妥協できる条件を分けて伝えると、紹介の精度が上がります。
④ 転職の希望時期
ここは優先度に直結する重要ポイントです。エージェントは成功報酬で動いているため、「いつか転職したい」と答えると後回しにされがちです。本気で動くなら「3ヶ月以内に転職したい」と伝えてください。担当者の動きが変わります。
⑤ 他社エージェントの利用状況
正直に答えてOKです。複数登録は当たり前の文化なので、隠す必要はありません。むしろ「他社で〇〇という求人を紹介された」と共有すると、それを基準により良い提案をしてくれることもあります。
本音はどこまで話していい?転職6回の私の実例
「本音で話すほど得」とはいえ、どこまで話していいのか迷いますよね。私の実例をお伝えします。
- 転職回数6回 → そのまま伝えました。嫌な顔はされず、「多い回数をどう伝えるか」を一緒に考えてくれました
- パワハラが原因の退職 → 事実をそのまま話しました。面接では言い方を選ぶ必要がありますが、エージェントには事実を伝えたほうが、面接での伝え方まで含めて対策してもらえます
- 年齢への不安 → 「44歳で通用するのか」と正直に相談。年齢層に合った求人の傾向を教えてもらえました
つまり、面接で言いにくいことこそ、面談で話すべきなんです。エージェントは「弱みをどう見せるか」を設計するプロなので、材料は全部渡したほうが強い書類と面接対策が返ってきます。
ただし、話を「盛る」のはNGです。経歴やスキルの誇張は、選考が進んでから必ずほころびが出て、あなたの信用ごと崩れます。
面談前に準備しておくと差がつく3つ
- ① 経歴の棚卸しメモ:会社ごとに「やったこと・身につけたこと」を箇条書きにするだけでOK
- ② 希望条件の優先順位:「絶対に譲れない条件」を1つだけ決めておく(全部は叶わない前提で)
- ③ 逆質問リスト:紹介された求人には「なぜ今募集しているのか(採用背景)」を必ず聞く。求人票に書けない内部事情が聞ける、面談ならではの質問です
服装・場所はどうする?
オンライン・電話面談なら私服で問題ありません。対面の場合もスーツ必須ではなく、清潔感のある服装で十分です。面接ではないので、身構えなくて大丈夫です。
注意:面談で違和感があったら担当者を変えてOK
まれに、こちらの希望を聞かずに求人を押し付けてくる担当者もいます。面談の段階で「話を聞いてもらえていない」と感じたら、担当変更を申し出るか、別のエージェントを併用してください。見分け方は「転職エージェントにカモにされない5つの対策」で詳しく解説しています。
私の体験談|面談で人生の伝え方が変わった
初めての面談の前日、私は採用面接のように緊張していました。転職6回という経歴を話したら、呆れられるんじゃないかと。
実際に話してみると、担当者は経歴を否定するどころか、「7つの職場を経験している人は、環境適応力の証明になります」と言い換えてくれました。自分では欠点だと思い込んでいた経歴が、伝え方ひとつで武器になる——面談で得たいちばん大きな収穫は、求人情報ではなくこの視点でした。
面接の練習も職務経歴書の添削も、すべて無料でした。振り返ると、あの面談は「無料で受けられるキャリアの健康診断」だったと思います。
面談を受けるならこの2つがおすすめ
私が実際に面談を受けて良かったサービスと、あわせて使いたい転職サイトを紹介します。
① リクルートエージェント(面談の質が高い)
業界最大手で求人数が多いぶん、面談で希望を細かく伝える価値が大きいサービスです。書類添削・面接対策まで無料でサポートしてくれます。
私もリクルートエージェントで面談を受けました。転職回数のこと、退職理由のこと、年齢の不安——全部正直に話しましたが、否定されたことは一度もありません。担当者との相性が合わなければ変更もできるので、まずは気軽に話してみてください。
② リクナビNEXT(面談前の情報収集に)
「いきなり面談はハードルが高い」という方は、まず転職サイトで求人の相場観をつかんでから面談に臨むと、希望条件が話しやすくなります。
私は面談の前にリクナビNEXTで求人を眺めて、「自分の地域にどんな求人があるか」「年収相場はどれくらいか」を把握しておきました。おかげで面談では希望条件を具体的に伝えられました。
まとめ
- 面談は選考ではなく「無料のキャリア相談」。落ちることはない
- 聞かれるのは転職理由・経歴・希望条件・時期・他社状況の5つ
- 面接で言いにくいことこそ面談で話す(対策を設計してもらえる)
- 「3ヶ月以内に転職したい」と伝えると優先度が上がる
- 求人を紹介されたら「採用背景」を聞く
エージェントの仕組みから知りたい方は「転職サイトと転職エージェントの違い」、登録したのに紹介が来ない方は「転職エージェントに断られたときの対処法」もどうぞ。
面談は、あなたの20年を「市場でどう見せるか」をプロと一緒に設計する時間です。緊張せず、まずは話してみてください。

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